2014年11月8日に開催されたエビススーパー耐久レースに参戦しました。ドライバーは3年生2名、2年生2名の計4名。 2年生はいずれもドライバーとして初めてのレースでした。また、ドライバー以外の部員はメカニックとしての参戦です。
今大会は参加台数が非常に多く39台(内4台が学生)でのレースとなりました。
当日は快晴。絶好のレース日和でした。

【予選兼フリー走行】 予選兼フリー走行では車両の状態を確認し、4名のドライバーが車両に慣れる必要がありました。そのために30分という限られた時間は非常に短く、 また、車両の方はブレーキの当たりだしが上手くいかずタイムは思ったように伸びませんでした。台数も非常に多いためクリアラップが取れず、 1’12”517で25番手。先月の練習走行で記録したタイムも更新することができず非常に悔いの残る予選となりました。

【決勝レース】 予選の結果は振るいませんでしたが、決勝レースは6時間の長丁場。無事にチェッカーまで車を運ぶことが重要です。
レースは開始早々セーフティーカーが導入されるなどサバイバルレースとなりました。しかし、農工大自動車部はノントラブルでレースを進めることができました。 耐久レースが初めての2年生も安定したペースでレースを進めます。
レースも2/3を消化したところ、赤旗中断となる多重クラッシュが発生しました。そのために、レースは2ヒート制となりました。 2ヒート目は1ヒート目の順位からスタートです。26番手からスタートし順位を8番手まで上げたところで給油のために最後のピットイン。ここまで順調でしたが、 最後にトラブルが発生してしまいました。再スタートしようとしたところエンジンがかかりません。原因はセルモーターのアース不良でしたが、約10分のタイムロス。 最終的には30位でチェッカーフラッグを受けることとなりました。
最終結果は1ヒート目と2ヒート目の周回数の合計が計算され、順位は24位となりました。また、学生の中での順位で2位でした。 学生トップとの周回数差は4LAPでしたので、最後のトラブルがなければ学生1位を得ることができたかと思うと悔しいですが、 それと同時に無事完走することができたという達成感を得ることができました。

【感想】以下、ドライバーを務めた4名の部員の感想になります。

・原澤潤平(3年)　：自分にとっては3回目となる耐久レースでしたが、主将としては初めてのレースでした。 耐久レースに向けてのスケジュール管理や役割分担など、リーダーとしての役割について多くの事を学ばせてもらった気がします。 2年生の運転技術は大会当日まで不安なものが有りましたが、レースでは素晴らしい走りをしてくれました。私にとっては最後のレースでしたが、 安心して今後の活動を2年生に任せていくことが出来そうです。今後は今回の反省を活かしてさらなる飛躍をしてくれることに期待しています。

・田邉久弥(3年)　：今回は初めてのコース、初めての6時間レースということもあり、手探りの状態で挑むこととなりました。そのなかで、 終盤には車両トラブルに見舞われながらも学生2位を手にすることができたのは良い結果であると感じております。スポンサーをして頂いたことで いつも以上に緊張感や自覚を持って臨むことができ、現役最後の耐久レースとして有意義な経験となりました。

・��田耕嗣(2年)　：自動車での初レースで、しっかりと走れるのかと、とても心配していました。しかし、いざコースに出ると回りと流れるように 一緒に走ることができ、無事に次のドライバーにバトンタッチができました。今回のレースを通して、レースに対する自信ともっと車を好きになることで、 走ることだけでなくメンテナンスに対しても知識をつけなければならないと改めて実感しました。関係者の皆様、今回は本当にありがとうございました。

・清水祐太郎(2年)　：今回は福島のエビスサーキットに於いて6時間耐久レースに参加しました。私自身このような場で走ることは初めてでしたので、 非常に緊張をしながら走行に臨みました。大きな事故もなく1時間走り終えることができましたが、自身の走り方についての課題も多く残りました。 今回は他のドライバー達に助けられた点が多かったので、次回に向けての改善に努めて参ります。

【リザルト】
予選　25位（1’12”517）
決勝　ヒート1：26位　ヒート2：30位　最終結果：24位（学生2位）

最後になりましたが、この度、私たちの活動をご支援いただきありがとうございました。 提供して頂いたケミカル類は部車整備において活用させて頂きました。今後もご支援いただけるように活動していく所存ですので、よろしくお願いいたします。